s-サマリーポケットとミニクラ比較:サムネイル

率直に言ってサマリーポケットとミニクラは似ていますが、2022年12月1日のサマリーポケット早期取り出し料金の取り扱いが変わってから違いが明確になりました。

先に結論ですが、預け入れを行うものについてのおすすめは以下のようになりました。

  • 本やDVDなど:サマリーポケットがおすすめ!
  • 服などの衣料品:ミニクラがおすすめ!

上の結論はかなり大雑把ですので、続けて詳しくサマリーポケットとミニクラの違いについて、料金を重点的に、それ以外を簡単に解説します。

宅配型トランクルーム選択に役立ててください。

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サマリーポケットとミニクラ(minikura)の違い比較表

説明
同じ・似ている点サービス内容が類似

月額預け入れ料金が近い

預け入れ先の一部が重複

違う点似ているプランでも料金が異なる

最低預け入れ期間の取り扱い

取り出し料金が異なる

サービス内容が異なる部分あり

アプリの有無

サマリーポケットとミニクラを比較表にしました。

正直、サマリーポケットとミニクラの違いが知りたい方で、同じ要素や似ている点をみたいという方は少ないと思います。

そのため、宅配型トランクルーム選びで役立てられるように、同じ点や似ている点をさらっと説明して違う点(特に料金)をじっくり説明していきます。

同じ・似ている点

サマリーポケットとミニクラの同じ・似ている点は次の3つでした。

  • サービス内容が類似
  • 月額預け入れ料金が近い
  • 預け入れ先の一部が重複

これらを一気に説明しますと、実はサマリーポケットの荷物預け入れは「寺田倉庫」「三菱倉庫」になります。

寺田倉庫がミニクラを運営していますので、この点を考えれば上の3要素は納得いく話ですね。

だからこそ、サマリーポケットとミニクラの違う点を説明したいと思います。

違う点

サマリーポケットとミニクラで違う点は次の5つです。

  • 似ているプランでも料金が異なる
  • 最低預け入れ期間の取り扱い
  • 取り出し料金が異なる
  • サービス内容が異なる部分あり
  • アプリの有無

サマリーポケットとミニクラの違いで、宅配型トランクルーム選びで役立てたいのが「料金」です。

続けて料金について両者の違いを重点的に説明します。

料金

標準箱(レギュラー)大きい箱(ラージ)本専用の箱(ブックス・Library)
サマリーポケット394円/月595円/月495円/月
ミニクラ380円/月640円/月500円/月

※いずれも写真撮影プランの比較、2022年12月6日の情報

まず、サマリーポケットとミニクラで類似しているサービスの料金を比較表にしました。

比較表から分かるように、両者それほど大きな月額利用料金に差はありません。

 

強いて言えば、大きい箱ではミニクラが若干高めになるというところでしょうか。

標準箱の容量(体積比較)ではミニクラが4.5%有利

標準箱について実際に私が両者を使って分かったのは、サマリーポケットが比較的普通のダンボール箱形状(寸法:)だとしたら、ミニクラは正方形(寸法38cm*38cm*38cm)で縦長のイメージがあることです。

ミニクラとサマリーポケットの箱
ミニクラのレギュラー箱は縦長の印象がある!

体積の計算で比べると、標準箱については若干のミニクラ箱のほうがサマリーポケット箱より有利でした。

  • サマリーポケット標準箱:52503㎤(43cm*37cm*33cm)
  • ミニクラ標準箱:54872㎤(38cm*38cm*38cm)

しかしながら、私が預け入れたのはいずれも本30冊程度なのですが、本であれば少し平たい箱を使いたいので、サマリーポケット箱のほうが使いやすいと感じました。

本専用の箱で比較ではサマリーポケットが5円有利

本を預ける場合には本専用の箱があり、写真点数やアイテム単位取り出しで有利な場合もありますが、実はレギュラー箱で問題ないケースが多いです。

本専用の箱を使った場合の利点は、写真撮影点数が無制限であり、レギュラー箱の場合は30点までの撮影で、アイテム点数を超過すると以下のようにまとめて撮影されます。

s-アイテム点数オーバーした場合:サマリーポケット
サマリーポケットのアイテム一覧
アイテム点数超過の撮影例
ミニクラのアイテム一覧

本を預けて専用の箱を使うなら、サマリーポケットのほうが若干安くてお得です。

実は途中で軽くふれましたが、容量の点でいえばサマリーポケットのほうがミニクラよりも容量で15.3%大きいのですが、実は重量制限はどちらも20kgまでとなっています。

以下はサマリーポケットの重量制限について記載があるページ引用です。

1箱あたりの重量を超過してませんか?
※ラージボックスは25kg、その他のボックスは20kgまでが制限重量となります。

「サマリーポケット:ボックスを閉じる前のボックスを閉じる前の3点チェック」ページより

同様に、以下はミニクラの重量制限について記載があるページ引用です。

 【重さ上限について】

minikuraでは、ラージボックスは1箱あたり25kg、それ以外のプランは 1箱あたり 20kg が上限となっています。

「ミニクラ:ボックスについて」ページより

意外に本は重いために、撮影アイテム点数が無制限とはいっても重量の面で制限されていることを考えると、容量の大きさよりも料金の安さを選ぶほうが無難です。

両サービスともに、明らかに重量制限を超えた場合には箱の詰め替えを行うことになり、詰め替えの手数料千円ほどと預け入れする箱が増えることになります

この場合に、1箱の預け入れが2箱となってしまうことで出費が2倍以上になってしまいますので、コスパについて考えている場合には重量超過については注意しなければならない要素です。

 

ちなみに上で説明したように、私はレギュラー箱に本を30冊ほど預け入れていますが、その際の重量は制限ギリギリの20kgに近い印象でした。(箱の引き出しを行ったときに重量を測ってページ更新します)

サマリーポケットで本を預け入れ
サマリーポケットで本を32冊預け入れ:おおむね20kgに近い重さ

この点からも、月額料金のコスパ面ではレギュラー箱で問題ありません。

一方で、アイテム単位取り出しを行う場合には、箱専用プランを利用したほうが得なので、これを想定している場合は本専用の箱を利用するのもありだと思います。

 

本に関わるサービスといえば、ミニクラの場合には「文書溶解」という、この場合においては本を溶かして捨てるサービスがあります。

状況次第で利便性はあるのかもしれませんが、わざわざ捨てるつもりで本を預けたり、捨てるためにお金を払う状況も、経済的合理性で考えると理にかなったものではありません。

そのため、月額料金のみで比較するのが適当と判断していますので、本専用の箱でみればサマリーポケットが有利ということになります。

最低預け入れ期間

最低預け入れ期間とは、預け入れ月を含めて2ヶ月以内の荷物取り出しについて、2ヶ月分の月額料金は徴収するという形なので「最低預け入れ期間」と定めています。

サービスごとに「最低保管期間」「早期取り出し送料」など名称は異なりますが、要するに2ヶ月分の預け入れ料金は徴収するということで、こちらでは最低預け入れ期間というわけです。

 

ここまでサマリーポケットが若干有利な傾向を評価していますが、最低預け入れ期間の取り扱いについてはミニクラが有利です。

実は2022年12月1日より、サマリーポケットの最低預け入れ期間について規約変更がありました。

【2022年12月1日より】保管2ヶ月未満のボックスお取り出しにおける規定改定について

■改定前(2022年11月30日まで)
入庫月から翌月末までのお取り出しの場合、その間の月額保管料を早期取り出し料金として申し受けます。

■改定後
2022年12月1日より、早期取り出しオプションとして、取り出し時期(入庫初月、翌月)、取り出したボックスの種類に関わらず、取り出したボックス1箱につき一律1,760円を申し受けます。
※規定改定に伴い、名称を「早期取り出し料金」から「早期取り出しオプション」に変更させていただきます。

(一部抜粋)

「【2022年12月1日より】保管2ヶ月未満のボックスお取り出しにおける規定改定について」ページより

規約変更前までは、両者ともに預け入れを行った月と翌月までに引き出しをしても、2ヶ月分の月額料金を必要とする状況でした。

しかし、規約変更によってサマリーポケットでは、預け入れ月を含めて2ヶ月以内の取り出しは「早期取りだしオプション」として費用を徴収する形に変更されました。

つまりは、サマリーポケットにおける最低預け入れ期間内の取り出しは実質的な値上げになっていて、ミニクラのほうが有利ということになります。

 

ただし、早期取り出し自体がイレギュラーな状況になるため、サービス選びの有利不利についてそこまで影響を与えるものではありません。

また、宅配型トランクルームについては料金関連も含めて規約が変わることも少なくありませんので、今後ミニクラも最低預け入れ期間について料金が高くなる可能性は十分にあります。

取り出し料金

前段落では、若干ミニクラ有利な状況でしたが、取り出し料金についてはミニクラが断然有利です。

まずは、両者の取り出し料金比較表をご覧ください。

箱ごと取り出しアイテム単位取り出し
サマリーポケット880円~1320円352円~1320円
ミニクラ880円~1320円391円~880円

まず、箱ごと取り出しの料金について、全く同じように見えますが、実はミニクラで12ヶ月以上預け入れを行った場合に、箱ごと取り出しの料金は無料になります。

つまりは、12ヶ月以上の預け入れを行うつまりであれば、取り出し料金についてみるとミニクラのほうが断然有利ということが分かります。

 

一方で、アイテム単位取り出しについては、最大額が1320円とやはりサマリーポケットのほうが割高です。

ちなみにサマリーポケットもミニクラもアイテム単位取り出し料金の最低額は、本専用の箱を使ったプランになり、この点だけではサマリーポケットのほうが若干有利です。

本を預ける為に本専用の箱を利用する場合において、サマリーポケットを選ぶことは経済的に有利です。

サービス内容の違い

サマリーポケットとミニクラは、サービス内容に若干の違いがありますが、こちらもわかりやすく比較表にしました。

異なるサービスの特徴
サマリーポケット大型アイテムプランがある

無酸素保管オプションがある(預け入れ後に設定可能)

預け入れ後のハンガー保管設定可能

オプションで付ける補償が金額面で有利

ミニクラハンガー保管が割安

クリーニングのお得プランがある

文書溶解サービスがある

友達紹介プログラムがある

それぞれの特徴についてひとつずつ確認したいところではありますが、重要なところをひと言でまとめると次のようになります。

  • サマリーポケット:後から設定できるオプションが便利でオプションで付ける補償金額が最大50万円/箱と高い
  • ミニクラ:ハンガー保管をする衣料品を預けるなら有利

上にあるように、利便性では後からオプションを設定できるサマリーポケットが有利で、ハンガー保管の衣料品を預ける場合はミニクラが有利です。

なぜか金額が5倍違うオプションで付ける補償について

オプションで付ける補償(あんしんサポート:月55円/箱)金額は最大1箱50万円・アイテム単位で5万円と高いのが特徴的です。

ちなみにミニクラでもオプション(あんしんオプション:月55円/箱)で補償を付けることが出来ますが、最大補償金額は10万円(アイテム単位記載なし)と補償金額に差があります。

 

ただし、保険や補償については正直あてにしないほうが賢明でしょう。

これは致し方ないことですが、保険会社の事業を考えると保険商品を売ることは積極的である一方で、保険金額を払うことは消極的であるためです。

もっとかみ砕いていえば、金集めは売上で金払いは費用で、言い方は悪いですが難癖を付けられて払い渋りをする可能性は十分に考えられます。(最近では経済的合理性がある場合には弁護士に依頼することが一般的になりつつあります…)

比較的重度ではない交通事故などを経験したことがある方にとっては分かってもらえるかもしれませんが、保険会社がやってくれるのは自賠責補償の範囲内で収める手続き代理人みたいなものです。

興業保険など事業者向けの場合にはまた違ってくるかもしれませんが、消費者向けの保険については疑いの目で見ることをおすすめします。

 

このような点で、補償を付けることは安心につながるので良いことですが、補償を信頼するのは注意が必要です。

ハンガー保管を最初から決めている場合はミニクラ一択

ハンガー保管をする服を預ける場合で、最初からハンガー保管を決めている場合で10点単位で預け入れ出来る場合は「ミニクラ」がおすすめです。

以下はハンガー保管をした場合のサマリーポケットとミニクラのアイテム単位ハンガー保管料金の違いです。

  • サマリーポケットのハンガー保管:82円/月
  • ミニクラのハンガー保管:最小55円/月

ここで重要なのが、ミニクラのハンガー保管は10点単位での申込みで最小55円になるということで、7点までならミニクラでのハンガー保管申込みが得です。

逆に、とりあえず預け入れを行って後からハンガー保管を設定したい場合や、預け入れ点数が6点未満のハンガー保管衣料品であれば、サマリーポケットが有利です。

この違いは、ミニクラでは「minikura Closet」プランを利用した場合に、最大10アイテムまで550円/月の預け入れ料金になるため、アイテム点数を最大数の10点にすることでアイテム単位では55円/月の預け入れとなるためです。

ちょっと細かい点ではありますが、預け入れる衣料品や預け入れ月数が増えると金額差が大きくなりますので、少しでも節約したい方は参考にしてください。

アプリの有無

サマリーポケットにはアプリがありますが、ミニクラにはアプリはありません。

とはいえ、実際に使ってみるとアプリ有無での優劣はそれほど大きくありません。

以下はサマリーポケットのアプリ画面です。

s-アプリでサマリーポケット.png
アプリ:サマリーポケット

次にブラウザでみるミニクラです。

s-ミニクラアイテム一覧画面:スマホ
s-ミニクラアイテム一覧画面:スマホ

ミニクラの管理画面はブラウザでの閲覧になりますが、シンプルで使いやすいことも両者の差がないところと評価しています。

サマリーポケット・ミニクラ比較のまとめ

以上のようにサマリーポケットとミニクラは似ているサービスですが、小さなところで違いは多少あります。

最後にサマリーポケットとミニクラ、状況によってどちらがおすすめなのかを整理しましたので活用ください。

サマリーポケットがおすすめな方

サマリーポケットがおすすめなのは次のような方です。

  • 本専用の箱で預け入れをしたい方
  • 1年未満の取り出しを予定している方
  • 補償金額を50万円まで付けたい方

本専用の箱を利用した場合は、箱単位で月額55円の差がありますので、サマリーポケットをおすすめします。

本専用の箱では、ミニクラのほうが容量として13%ほど大きいものの、重量制限は同じなので比較的重量が重くなりやすい本では、しっかり重量を量って預け入れを行う場合を除けば箱の容量はそれほど気にしなくてもOKです。

また、一年未満の取り出しを予定している方というのは、ミニクラでは1年以上預け入れを行うと取り出し料金が無料になるため、相対的な選択といえます。

1年以上荷物を預ける予定では、コスパを考える場合にミニクラを選びましょう。

最後に補償金額については、途中で説明したようにあてにはしないほうが良いですが、それでも補償を付ける必要がある場合には、オプションで1箱最大50万円まで保険が付けられます。

ミニクラの場合には、オプションで1箱最大10万円と金額差が大きいので、いずれにしても補償を付ける場合にはサマリーポケットを選択することが合理的です。

ミニクラ(minikura)がおすすめな方

ミニクラがおすすめなのは次のような方です。

  • 1年以上の預け入れを予定している方
  • アイテム10点単位でハンガー保管衣料品を預け入れしたい方
  • クリーニングを10点単位で依頼したい方

まず最大の特徴は1年以上の預け入れでは取り出し料金が無料になるミニクラはコスパ面で有利です。

取り出し料金は880円から1320円と、コスパを考えて両サービスを比較した場合に、この差は小さくありませんので、1年以上預け入れの予定がある場合はミニクラをおすすめしています。

またミニクラは衣料品に強く、10点単位での申込みでコスパが良くなります。

ハンガー保管については、アイテム単位でサマリーポケットが82円/月のところ、ミニクラでは最大66円/月となりますので、この違いは大きな差があります。

最後に途中では説明していませんでしたが、ミニクラにはクリーニングを最大アイテム10点で6ヶ月預け入れをまとめて申し込める「minikuraクリーニングパック」があります。

minikuraクリーニングパックの料金は、6ヶ月間で12100円と固定で掛かるために一見すると高く見えますが、クリーニングを10点出して6ヶ月間の預け入れを行い、さらに取り出し送料は0円なので、実はコスパが良いプランです。

他のサービスで衣料品10点を6ヶ月間クリーニングに出して取り出しを行った場合の大雑把な計算は次のようになります。

  • minikura Closetでの6ヶ月間預け入れ:3300円
  • 衣料品クリーニング10点:9900円
  • 取り出し送料:1100円

以上の合計で14300円なので、12100円では2200円分の差があります。

注意点として、minikuraクリーニングパックもアイテムは最大10点で料金は最大数を下回っても固定なので、10点単位で申込み出来る場合はミニクラが有利です。

10点単位という状況はありますが、衣料品の預け入れではミニクラがおすすめです。

キャンペーンで選ぶのが得策

コスパ面でサマリーポケットとミニクラを比べる場合で、初めて利用する場合には両者キャンペーンを日頃から実施しているので、その内容やまだ試していない方を利用するというのもありです。

特に話題になっているから試してみたい場合などで半年ほどの利用を計画している場合では、ミニクラの1年預け入れ無料の特典が利用できないために、このお試しキャンペーンを利用しない手はないでしょう。

キャンペーンの実施については、ホームページでわかりやすいところに各季節で確認することが出来ます。

 

衣替えの時期であればほぼ実施を確認していますので、特に初めて利用する方はキャンペーンを絶対に使ってください。